エアブラシの仕組み

エアブラシがどういうものはか以前の記事で解説しましたが、エアブラシの構造を知るとエアブラシをより上手く使い熟すことができます。
そして、構造が分かれば購入した後のエアブラシのメンテナンスを自身でできるので覚えておいて損はありません。
今回はエアブラシの構造について書いてい行きます。

<エアブラシを構成するパーツ>
1.ニードルキャップ
ニードルの先端を保護し、圧縮空気を整える部品です。
円形のフラットタイプや王冠のようなクラウンタイプなど形状は様々です。

2.ノズルキャップ
最重要部品であるノズルをカバーするパーツです。
エアブラシによっては緩めると空気が逆流して「うがい」と呼ばれる洗浄をさせるタイプもあります。

3.塗料ノズル
塗料を吹き出すためのノズルです。
先端に穴が空いており、ここにニードルが通ります。

4.ニードル
ノズルの内側を前後させることで塗料とエアを噴出させます。
非常にデリケートな重要パーツです。

5.ニードルパッキン、テフロン付止ネジ
エアブラシ内に塗料が漏れないようにするもの。
長く愛用していると劣化してくるので劣化したらメーカーに修理を依頼しましょう。

6.押しボタン
塗料とエアを噴出させるためのものです。
ダブルアクション式は上下前後に可動します。

7.ボタン押し
押しボタンに連動してニードルを前後させるための金具です。

8.ニードルチャック
ニードルを固定させるための部品です。

9.ニードルチャックネジ
ニードルチャックに収まったニードルを閉じて固定するネジです。

10.ニードルスプリング
ニードルを復位させるためのバネです。

11.ニードルスプリングケース
ニードルスプリングを内蔵するケースですが、ニードルの前後の動きをサポートする役割を持っています。

13.バルブスプリング
押しボタンを定位置へ戻すためのバネです。

14.ニードルストッパー
ニードルの後退一を調整でき、お好みの位置で固定できるストッパーです。

15.エア調整ネジ
コンプレッサーのレギュレーターを弄ることなく手元で風量を調整できる部品です。

■ダブルアクション(ボタンタイプ)

○メリット
・指先で空気量と塗料の量の調整が可能で、広い面だけでなく細かな塗装にも難なく対応できる
・ニードルストリッパーが標準装備となっているので、シングルアクションのような手軽な塗装も可能
・ラインナップが多いので選択肢が多い

×デメリット
構造が複雑なので比較的に高価

-特徴-
押して引いて塗装するエアブラシの主流タイプです。
口径の展開も幅広く、最小限の性能だけに留めているものから、エア調整、分割式の塗料カップや口径の変更などのカスタマイズ性を取り入れているものなど、ラインナップの幅が広い事も特徴です。

■ダブルアクション(トリガータイプ

○メリット
・トリガータイプで連続使用しても疲れづらい
・車などを塗装するスプレーガンに似ている形状で、広い面積の塗装に対応しやす

×デメリット
・複雑なため比較的に高価
・迷彩塗装などの細かい作業は、構造や持ち方からもやりづらい
・構造が複雑なので、分解してメンテナンスすると破損のリスクが高い

-特徴-
見た目のごとくトリガーを引くことで塗装できるエアブラシです。
シングルアクションだと勘違いされやすいですが、少し引いたら空気が出ます。
更に引けば塗料が噴出するダブルアクションタイプになります。
ボタンタイプと違って空気の噴出と塗料量の調整の動きが連動しているため、長時間の作業でも疲れづらいです。
ただし、空気の量を調節することはできないので手元で噴出ぐらいを完全にコントロールしたい人には向かないタイプです。

■シングルアクション

○メリット
・構造が単純で比較的に安価
・ニードルの一を一定に固定できる

×デメリット
・グラデーション塗装など、塗装しながら微調整していく作業では手間がかかる。
・ニードルの位置を戻し忘れると、先端から塗料が流れたりするなど扱いには慣れが必要

-特徴-
本体後のダイヤルであらかじめ塗料量を決め手おいて、ボタンを押すだけ塗装ができるタイプです。
適切な塗料量に調節するのが多少大変なので塗料の量を細かく調整するグラデーション塗装には向いておらず、また塗装中はごく少量ずつ塗料を出しっぱなしにしている状態になるのでしばらく置いていると先端から塗料が漏れ出したり。先端に溜まった塗料を飛ばして塗膜をダメにするなど扱いにはコツが必要です。
慣れてしまえばワンアクションで塗装できる分同じ色を大量に塗装する場合などには重宝します。

ここでオススメしたい定番エアブラシを紹介します。
■プロコンBOY WAプラチナ0.3 Ver.2 ダブルアクション
口径0.3mmでダブルアクションタイプです。
ニードルアジャスターはもちろんついていてエア調節機能も搭載されているなど、選んでおいて間違いのないエアブラシです。
エアバルブのラインが斜めになっているのが特徴で、握った時に手に馴染みやすいのもポイントです。
長年愛され続けているGSIクレオスが誇る一本でプロモデラーにも愛用者が多いです。

■Mr.エアブラシ カスタムグレード018ダブルアクション
0.18mmという細いノズル口径を持ち、各部の造作が値段相応の高級感を漂わせています。
小口径の定番である0.2mm径よりもほんの少し小さいだけですが、他にはない吹き心地がポイントです。
その代わり塗料の希釈具合がシビアであったり、塗料を選ぶ口径なので使用するシーンは選んだ方がいいでしょう。

■スーパーエアブラシ スタンダード【軽量アルミボディ】
0.3mm径でダブルアクションのエアブラシです。
本体をアルミ製にしたことで軽量なボディを実現。
後部が青く色づけられているのもアルミ製らしさを表現しています。
持ってみると想像以上に軽く、長時間使用した場合にその恩恵を大いに感じることができます。
軽い本体を求めている方は間違いなくこれがオススメです。

■エアレバ仕様エアブラシ ATL-XP725P
ダブルアクションのボタン部分を押す動きだけの2段かいボタン「エアレバ」にしたエアブラシです。
押して空気を出し、さらに押し込んで塗料を噴霧するトリガータイプに似たシステムとなっています。
黒メタリックなボディも個性的な0.3mm口径のエアブラシです。

■スプレーワークHGエアーブラシⅢ
タミヤ製エアブラシの代表格といわれるエアブラシです。
余計な機能は削ぎ落したシンプルなデザインでスタイリッシュです。
口径は0.3mmに塗料カップ7ccとオーソドックスなスペックで使う人を選ばない汎用性の高いエアブラシです。

■スパーマックス エアーブラシ SX0.3D
入門用として導入するには最適な価格設定のエアブラシです。
ダブルアクションタイプとしては破格の安さでもちろん性能もしっかりしています。
口径は定番の0.3mmなので、べた塗、迷彩、グラデーション塗装まで汎用性を求めている方にオススメです。

■スパーマックス エアーブラシ SX 0.5D
口径0.5mmで大きな15ccの塗料カップを備えたエアブラシです。
比較的安価なので、取りあえず0.5㎜も持っておきたい、使ってみたいという2本目に選びやすい一品です。
一度に広い面積の塗装をこなしたい、サーフェイサーやメタリックカラーなどの粒子の大きい塗料を吹きつけたいという0.5mmらしい作業がしたいならオススメです。
パワーのあるコンプレッサーと合わせるとベストです。

■プラモデルA
口径0.3mmに塗料カップ容量7ccという超オーソドックスなエアブラシです。
ニードルアジャスターもついていて、初めてエアブラシ、セカンドエアブラシに選択しても全く問題ない一本です。

■プラモデルC
かつてモデラーの憧れであったオリンポス製のエアブラシを彷彿させるサイドカップ&トリガータイプというスタイルのエアブラシです。
サイドカップタイプはメンテナンスに少々手間がかかるものの塗装箇所の視認性が他のタイプと比べて良好なので、迷彩塗装などの細かい作業にも有効です。
口径は0.3mmでカップ容量は15ccと広い面積や長時間の塗装に重宝します。

■スーパーエアブラシ トリガータイプ07【軽量アルミボディ】
ウェーブのスーパーエアブラシシリーズで最大口径を誇るトリガータイプ07です。
0.7mm径ともなるとサーフェイサーやメタリック塗料と言った粒子の大きい塗料でもなかなか詰まったりはしないでしょう。
ただ、高い圧力と空気吐出量をもつコンプレッサーが必要になります。
メーカーは35L/min以上を推奨しています。
それだけの量をコンプレッサー単体で賄える機首はまず無いので、エアタンク付きの高圧機を用意するなどして空気量を確保して運用しましょう。

Author: hiro

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