グラデーション塗装

エアブラシでは筆塗では難しいグラデーションを表現するグラデーション塗装ができます。
グラデーション塗装には下地をすかしたり、ベース塗料の階調を変えながら明るい面、暗い面を生み出していく方法などバリエーション豊富です。
加えて、ピンポイントでエアブラシを当てていく細かい操作や、それに伴う塗装の希釈や圧力の設定に関する知識と経験値が重要です。
ある程度のトライ&エラーは必要になるかもしれませんが、エアブラシならではの表現方法なので習得すると表現の幅をグッと広げる事ができます。

ラッカー系塗料、および水性アクリル塗料の隠蔽力が向上した反面、常套手段である塗料の隠蔽力を利用したグラデーションが難しくなっています。
実際に地色に黒を先に敷いて上から任意の色を重ねると2回塗り重ねたぐらいまでならハッキリとグラデーションを表現できるという感じです。
ここからさらに重ねていくとすぐに隠蔽してしまうので、少しだけ慎重に行いたいです。
ただ、迷彩塗料は各色の境目をそれぞれの色を混色したグラデーションで表現していたところ、各色の隠蔽力でカバーできてしまうので、迷彩塗装に於ける恩恵は高いです。
隠蔽力で迷彩の色分けをする場合に、思いのほか隠蔽力が高まっている塗料があったりするので、せっかくの下準備が隠蔽されないようにプラ板でチェックしておくことをオススメします。

<グラデーション塗装のやり方>
初めてグラデーション塗装をする際にオススメなのがGSIクレオスからリリースされている「カラーモジュレーションセット」です。
これは実車のような光と影の陰影を塗装で表現する塗料セットです。
これを使えば、あとはエアブラシをうまく使って塗装していくだけです。

1.Mr.オキサイドレッドサーフェイサー1000を塗布して下地を作ります。

2.一番暗い陰色を塗装します。
※オキサイドレッドを完全に隠蔽しないようにします。

3.段々明るい色をピンポイントで塗っていくので濃度、距離、エア圧をチェック

4.セットのジャーマングレーを塗装します。
※入り組んだ部分などをさけて陰色を隠蔽しないように各部を塗装します。

5.ハイライト1を塗装
※ジャーマングレーよりさらに細吹きにして、面の中央や明るくなりそうなところにハイライトを入れていくイメージです。

6.さらに塗る面積を狭くして、よりピンポイントに面の中心などにハイライト2を塗装した状態にします。
※これによりメリハリのあるグラデーションができます。
もし明るすぎた場合はひとつ前の色に戻って塗り直せばすぐに修正できます。
エアブラシでの塗分けが難しい場合は筆で塗分けましょう。

7.仕上げにエナメル塗料と混色して薄めたものでフィルタリングします。
※グラデーションがフィルタリングで落ち着き、よりまとまり感のある仕上がりになります。

Author: hiro

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