ラッカー系塗料

エアブラシ塗装をする時に最も重要になるのは「うすめ液」です。
「うすめ液」はいわゆるシンナーの事を指します。
何故この名称になっているかと言うと2021年現在は商品表記の法律よりこの名称で販売されています。
ですが名前のとおり塗料の濃度を調整するためのモノです。
筆塗りやエアブラシなどの塗装方法や季節、気温、湿度などの環境に応じて、また塗料自体の粘度や塗面を平滑にする流展性を上げるための役割を兼ねています。
ちなみに、塗料に混ぜ込まれている溶剤とうすめ液は一部同じでまったく同じ溶剤ではありませんので注意してください。
うすめ液の種類によっては「リターダー」というものが入っていたりしますが、リターダーは塗料の乾燥を遅くするものです。
湿気の多い時期に塗面が白くなる「カブる」という現象が起こりますが、これは湿気が多い中で乾燥が早まって起こる現象です。
これを防止するためにリターダーで乾燥を遅くします。
また、塗料の伸びが良くなり塗膜も綺麗に仕上がりやすい効果も期待できます。
それでもリターダーが入っていないうすめ液が展開されているのは、リターダーの効果が一番発揮されるのが高温多湿な夏場で、湿気の少ない冬場では乾きの遅さが際立つため、冬場はリターダーの入っていないものを選んだ方が効率が良い場合があります。

話がそれましたが、時代が進むにつれ模型用塗料は改良されました。
「ラッカー系塗料は使いやすいけど隠蔽力がとにかく低い」という印象からかなり変わったモノになっています。

ちなみにラッカー塗料とはラッカーシンナーを溶剤としている塗料の事です。
塗料の性質としてラッカー塗料の塗膜の上に水性塗料やエナメル塗料を重ねてもしたの塗膜が溶解されません。
更に乾燥時間が早いです。

しかし、塗料だけでは塗料が伸びず一部分しか塗装はできません。
そこで塗料の性能をいかんなく発揮するために重要になってくるのが「うすめ液」です。
多くの会社からリリースされている「うすめ液」ですが各社それぞれ特性が異なり、自分にとって最適な「うすめ液」を選択できれば、塗装の仕上がりのクオリティを高める事ができます。
今回はそんあ塗装用マテリアル「うすめ液」の役割や種類ごとの違いなどを細かく説明していこうと思います。

■今のラッカー系塗料性能をチェックする
流通しているラッカー系塗料の性能をチェックしましょう。
隠蔽力に難ありと言われている赤系の色をいろんな下地で一発吹きしてチェックします。
<白ベース>
発色がよくなる下地白で塗装します。
うすめ液は同じメーカーのモノを使用します。
色味の違いはあれど発色に差はほとんどありません。

<グレーベース>
発色が落ちてくるグレーベースはかつてはメーカーごとに隠蔽力の良し悪しがあったりしましたが、等しく発色は落ちてしまいます。
中でもMr.カラーは色乗りが悪い感じがします。

<ブラックベース>
さらに発色が落ちるブラック下地を塗装するとMr.カラーの発色に差が出てきますが、塗料の性能というよりも「うすめ液」の性能によって色乗りも差が生まれている事が大きいです。

ちなみに他社同士の「塗料」と「うすめ液」を組み合わせるとまだらな塗膜ができてしまう事があるので注意してください。
希釈無で塗料を使うとザラザラとした仕上がりになりますので何かの表現には使えるかもしれないです。

強いうすめ液を使う時は塗料をよく溶かすと濃いめの希釈でも平滑な塗膜を形成できます。
濃いめの塗料は強めの圧力で飛ばす必要があり、トレンドの濃いめで高圧塗装に向いたうすめ液と言えるかもしれません。
ただ、強いうすめ液ということは乾燥も早く、条件が悪いと白っぽくカブりやすい特徴があることも把握しておきましょう。

ちなみにプロモデラーが愛用する「うすめ液」があります。
クアトロポルテ「Tipoシリーズ」
奈良県奈良市の模型専門店「クアトロポルテ」が塗装における「うすめ液」の重要性に着目して開発しました。
模型への使用が前提の専門品「Tipo」シリーズです。
愛用者の多くが仕上がりの違いについて言及されるほどのシリーズです。

Author: hiro

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