Photoshop#48 選択ツール 選択とマスク。

今回は選択ツールの「選択とマスク」を解説していきます。選択ツールにしたときのオプションバーの右端にあるものです。これをクリックすると別の画面がでます。
この画面はオプションバーだけでなくツールバーもパネルもすべて変わります。

まずはパネルを見ていきましょう。
この中で最初にしておかないといけないのは「表示モード:」です。この種類は

  • オニオンスキン
  • 点線
  • オーバーレイ
  • 黒地
  • 白地
  • レイヤー上

とあります。これは選択していない場所の色を変える機能になります。
オニオンスキンは半透明の透明模様で表示します。
点線はいつもの様に選択範囲と同じように境界に点線が表示されます。

そして、次はオーバーレイです。
この表示モードが最もポピュラーな表示方法だと思います。その理由は選択範囲外を赤くします。目には痛い色ではありますが、下にある「透明部分:」を変更することで目に優しくすることができます。

次は黒地です。
これは黒を選択範囲外にすることができます。しかし、これは被写体が黒いとわかりにくいので白がメインの被写体でこれを使うといいと思います。

次は白地です。
次は白黒です。これは選択範囲を白、それ以外を黒とした表示です。切り絵のような感覚なのでイラストのようなパッキリしたものと相性がいいかもしれません。

最後は、レイヤー上です。
これは下地に別の被写体以外のレイヤーを配置しているときにそのレイヤーが透けて選択範囲外に出て来る表示です。通常のワークスペースと同じなので考え方を切り替える必要がないのでオススメの表示方法のひとつです。

こうしていろいろとありますが、僕としてはオーバーレイが一番選択残しが確認しやすいのでオススメです。
こうして表示タイプを好きなものに選んだら次は左側にあるツールバーを見ていきましょう。上から

  • クイック選択ツール
  • 境界線調整ブラシツール
  • ブラシツール
  • オブジェクト選択ツール
  • なげなわツール
  • 手のひらツール
  • ズームツール

普通の選択範囲のツールも揃っていますが、ここで特筆するのは

境界線調整ブラシツール

これですね。これは通常のワークスペースはなく、特性としてより細かいポイントに選択範囲を作る事ができます。特に人物の切り抜きで髪の毛一本一本の切り抜きやもこもこした人形、動物などに大きなチカラを発揮します。
使い方としては他のツールでザックリ被写体に選択範囲を作ったらその選択範囲の境界線に合わせて境界線調整ブラシツールでなぞるだけです。これでAIが判断して細かな所に選択範囲を作ってくれます。

他のツールは元のワークスペースに戻ったときに詳しく解説します。
とりあえず、さっとおさらいすると
クイック選択ツール:被写体の形を判断して選択範囲を作る。
ブラシツール:ブラシで塗る様に選択範囲を作る。
オブジェクト選択ツール:選択範囲で囲った被写体を自動で被写体の周りに選択範囲を作る
なげなわツール:フリーハンドで囲った所を選択範囲にする。
手のひらツール:画像ウィンドウを作業しやすい位置に移動させる。
ズームツール:画像ウィンドウをズームする。

こんな感じですね。
それぞれのオプションバーを見ていきましょう。

クイック選択ツールはブラシサイズを変える事ができて、全レイヤーを対象とするのチェックボックスがあります。これを選択すると選択範囲を作るAIの反応が悪いのでオススメはしません。

隣にある「被写体を選択」はここをクリックするだけでAIが一度目では取り切れなかった選択範囲を被写体に絞って作り直してくれるのでとても便利な機能です。

次は境界線ブラシツールのオプションバーですが、ほとんど変わりません。右端に角度を入力する欄がありますが、ブラシの真円率と呼ばれる。ブラシの先をつぶして平たくするときに角度を変えて書き加減を変更するときに使うだけです。

ブラシツールのオプションバーも同じです。
しかし、角度を変えるときは画面ウィンドウのキャンバス内で右クリックするとブラシの設定画面が表示されるのでそちらを使って角度を変えたほうが楽でオススメです。
オブジェクト選択ツールのオプションバーは変わります。最初は選択範囲の追加、次に削除、共通範囲。特殊なのが「カラーモード:」ですが、これは普通は長方形選択ツールのような使い方ですが、プルダウンすると

  • 長方形
  • なげなわ

この2種類が現れます。長方形は普通のドラッグすると長方形の選択範囲が出るので囲うタイプです。なげなわはフリーハンドで被写体を囲むタイプですね。

その隣の「オブジェクトの一部を削除」のチェックボックスはここにチェックを入れると選択範囲を作った所に選択範囲を入れたくないところがあったときにその部分を削除することができる機能です。選択範囲の削除を選択しているときに効果を発揮しますので使い方には注意してください。
そして、隣はクイック選択ツールと同じく「被写体を選択」です。
自動で選択範囲を整えてくれます。

次になげなわツールを見ていきますが、ここには選択範囲の追加、削除、共通部分のみです。

次は手のひらツールです。「すべてのウィンドウをスクロール」のチェックボックスは複数のファイルを開いているときにどのファイルも同じように動かすためのボックスのようです。これものちのち詳しく解説していきます。次に「100%」は画面の表示を100%にします。次に「標準サイズ」は画像全体を見るための機能です。引きで画像を確認するときに便利です。最後に「画像にフィット」は画像の幅に合わせて画像表示を変えてくれます。

最後のツールは「ズームツール」のオプションバーです。左から「ズームイン」拡大です。「ズームアウト」縮小です。ウィンドウサイズの変更、全ウィンドウをズーム、スクラブズーム。
この中で「スクラブズーム」?と思われる方も多いと思います。この中で「スクラブズーム」?と思われる方も多いと思います。
これは左にドラッグすると拡大、右にドラッグすると縮小といった感覚的にズームを使うことのできる機能です。私としてはオススメのズーム方法です。そして、残りが「100%」「画像サイズ」「画面にフィット」これは前に解説しましたね。
ここまでがこの「選択とマスク」のツールバーにおけるオプションバーです。

それでは「選択とマスク」の属性パネルを見ていきましょう。最初に解説したときに表示モードは解説しました。しかし、その下には不透明度、カラー、「表示:」があります。

この中で「表示:」はよくわからないと思います。これは選択している部分を透明にするか赤くするかを選ぶ事ができます。もし選択しているところが分かりづらいと思ったらここを変更してご自身の認識と合わせると気持ちよく作業ができると思います。

今まで赤赤と言っていましたが実はオーバーレイの色は変更できます。それがここにある「カラー」です。これはご自身が見やすくて確認しやすい色をカスタマイズしてください。

では、格納されているものを見ていきましょう。格納されている機能は

  • エッジの検索
  • グローバル調整
  • 出力設定

この3つです。
それではエッジの検出を見ていきましょう。

「半径:」と呼ばれる値を変更して数値が大きいとシャープでパッキリした選択範囲を作る事ができます。

そして「スマート半径」のチェックボックスがあります。

これは背景ととけこんでしまう髪の毛や毛などを繊細に切り抜くときに使う機能です。しかし、パッキリしたものには適さないのでイラストや陶器などは外したほうがいいのでケース・バイ・ケースで使っていきましょう。

次はグローバル調整です。これは

  • 滑らかに:
  • ぼかし:
  • コントラスト:
  • エッジをシフト:
  • 選択範囲を消去
  • 反転

があります。

「滑らかに:」は選択範囲の境界線を滑らかにします。角が尖っているものには適用すると角を丸く取ってしまうので注意してください。

「ぼかし:」は選択範囲をぼかしてもやもやした表現にしたりソフトな印象の切り抜きをしたりできます。

「コントラスト:」は普通の選択範囲は背景とボケあって曖昧なところはぼけた選択範囲をつくるのですが、その曖昧さをなくしてパッキリした選択範囲を作る事ができる機能になります。

「エッジをシフト」は選択範囲の大きさを全体的に変える機能になります。基本的には被写体の大きさよりもわずかに大きく選択範囲を取るのでフリンジと呼ばれる背景の残りも一緒に切り抜かれる場合があります。このときに「エッジとシフト」を調整して選択範囲を縮小すると解消できます。しかし、被写体そのものも小さくしてしまうので微調整に気をつけてください。

「選択範囲の消去」は選択範囲をリセットします。そして、反転は選択範囲とそれ以外を入れ替える機能です。

次は出力設定です。ここでは

  • 不要なカラーの除去
  • 適用量
  • 出力先
  • 設定の保存
  • 設定のリセット

があります。
不要なカラーの除去は選択している被写体にいらないと思われる色があると削除してくれる機能です。
そして、適用量はこの不要なカラーをどこまで許容するかを表す数値になります。
出力先ですが、これには色々と種類があります。それは

  • 選択範囲
  • レイヤーマスク
  • 新規レイヤー
  • 新規レイヤー(マスクあり)
  • 新規ドキュメント
  • 新規ドキュメント(マスクあり)

これだけの出力の方法があります。

選択範囲はそのまま選択とマスクで作った選択範囲を画像ウィンドウ上で選択範囲の点線で表示する方法。

レイヤーマスクはレイヤーパネルに自動でマスクを作り切り抜いた様にする方法。

新規レイヤーは切り抜きを新規レイヤーを作って切り替えられる状態にする方法。

新規ドキュメントは切り抜きを新しいファイルとして新規作成させる方法。

それぞれに(マスクあり)とある出力先がありますが、これは新しい出力先にレイヤーマスクで表示するものです。

設定の保存はここで設定したステータスを保存して次の切り抜きなどに役立てるための方法です。一番下に矢印がありますが、これはリセットを意味するのでリセットする意図がない限りは触らないことをオススメします。

それでは「選択とマスク」は以上にします。
次回は通常の選択ツールの説明に戻ります。

次回もお楽しみください。

Author: hiro

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