Photoshop#33 カラーモード 。

Photoshopにはたくさんのカラーモードというものが存在します。カラーモードというのは簡単に言うとモニター用の色合い「RGB」と、印刷用の色合い「CMYK」があります。モニターの色と印刷物の色って違うの?と思うかもしれませんがこれはかなり重要な事です。

それなので今回はこのカラーモードについてご紹介していこうと思います。

まず、「RGB」と「CMYK」の違いは何でしょうか?

これを説明するにはカラーモードに関して詳しく紹介していきます。

カラーモードとは色情報の持ち方のことです。チャンネルのビット数でバリエーションが別れている事がありますが、これは数が大きいほど階調が細かくなって綺麗に画像を表示する代わりにデータ量が多くなるので注意しましょう。

それでは最初は「RGB」を説明します。

これはモニターで表示するときの標準のカラーモードのことです。色光の3原色のR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の混色を表示します。モニターに写すためのカラーモードなので印刷物用のCMYKよりも色域が広くて鮮やかに表現されます。更にメリットとしてPhotoshopにはフィルターと呼ばれる特殊効果を付ける機能があるのですがこれをすべて使う事ができます。そのため普通に作業をするときはRGBのカラーモードで行います。

次に「CMYK」です。

これはカラー印刷用のカラーモードです。色材の3原色のC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色の混色で表現する色合いです。ここでなぜKがブラック?と思うと思います。これはキープレート(key pleate)と言って輪郭線などを黒で出す時の印刷版の事を指しています。つまり業界用語を使っています。日本では基本的に「スミ」と読んでいる事が多いです。CMYのみで黒を作るとボケた黒になります。そのため黒を入れています。そして、このCMYKでは特殊効果の使用がかなり限定されてしまうのでそこには注意してください。

そのため、Photoshopで作業するときはRGBカラーで作業をして印刷用で使用する画像はCMYKカラーに変換する工程が必要になるので覚えて起きましょう。
それではRGBからCMYKに変換する方法をお伝えします。

「編集」<「プロファイル変換」

これで「プロファイル変換」ダイアログボックスが表示されます。

ここにある「変換後のカラースペース」の「プロファイル」から「Japan Color 2001 Coated」を選択して「OK」をクリックすると日本用の印刷物に適したカラーモードにする事ができます。

カラーモードの変換を繰り返すと画像が劣化するのでこの変換作業は仕上げに行ってください。

カラーモードにはRGBやCMYK以外にも存在します。他のカラーモードも見ていきましょう。

代表的なのがグレースケールです。

これは白から黒の256色階調で色表現し、「8ビット画像」とも言われています。モノクロ印刷用のデータに利用されます。カラー情報を持たないのでデータ容量が小さくなることがメリットです。カラーからグレースケールに変換するには

「イメージ」<「モード」<「グレースケール」

これでできます。変換の際はカラー情報を破棄するための警告が表示されますが、「破棄」をクリックしてください。

まだまだカラーモードはあります。
それぞれ制作環境によって利用する事がありますので知って置くと便利です。

・モノクロ2階調

黒と白の2色のみで色を作ります。
これを使う時は一度グレースケールに変更する必要があるので注意しましょう。活版印刷のような画像にすることができます。これを「1ビット画像」とも呼ばれて、ピクセルの分布によって濃淡を表示するディザと言う方法もあります。これの変換の仕方は複雑で画像をグレースケールに変換してから「モノクロ2階調」を選択して変換します。2階調化の方式は「50%を基準に2階調に分ける」「パターンディザ」「誤差拡散法(ディザ)」「ハーフトーンスクリーン」「カスタムパターン」から選択できます。

・ダブルトーン
グレースケールの画像に特色を加えて色表現します。

こちらもを使う時は一度グレースケールに変更する必要があるので注意しましょう。複数の特色を使った印刷をする場合に特色の階調を補うことで色味に深みがでていい表現です。作り方は画像をグレースケールに変換してから「ダブルトーン」を選択すると「ダブルトーン」ダイアログが表示されます。

版数を選んでスミ版の他に使用する特色を設定します。ちなみにですが、このダブルトーンにはプリセットで配色のバリエーションが用意されています。

しかし、見ての通りスクロールしなければならないほどのバリエーションがあります。今後これに関しては別途解説していこうと思います。



・インデックスカラー
色数を最大256色にして色表現します。

色数を制限し、チャンネルをひとつしか持たないのでファイル容量が小さいのでWeb用に使用されます。画像をよく見ると背景がとろけているような感じになります。
作り方は「インデックスカラー」を選択して表示される「インデックスカラー」ダイアログの「パレット」を選んで使用する256色を指定して変換します。

・Labカラー
各ピクセルを演算要素(L)と、グリーンからレッド(a)、ブルーからイエロー(b)の2色相の要素で色表現します。

特徴としてRGBよりも広い色空間を扱えます。作り方は「Labカラー」を選択します。RGBやCMYKはそれぞれの色を変化させて色調整しますが、Labカラーでは、Lのみ色調整すれば明暗調整やシャープ処理が行えます。ちなみにLは明度、aとbは色度(色相、彩度)を表しています。Labは何かの略称ではなく手法のそのものの名称なのでエル・エー・ビーカラーと呼びます。

・マルチチャンネル
4つ以上のカラーチャンネルをサポートするプロファイルです。

印刷で4色インキを使用する場合に使用します。作り方は「チャンネル」パネルのパネルメニューの中の「新規スポットカラーチャンネル」を選択して表示される「新規スポットカラーチャンネル」ダイアログボックスで「カラー」のサムネイルをクリックして特色を設定します。

今回はここまでにします。

次回もお楽しみください。

Author: hiro

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